雑記

原因を深堀する

コーチングで大事にしていることの中に、「真の原因を探る」ということがあります。

当人は、現に困っていることがあっても、その原因に気づけていないような場合があります。

例えば、「残業が続いていて、仕事が大変だ」という困った状態があって、その原因は、

「仕事量が多い。」「やってもやっても、次から次へと仕事が来てしまう」だと思っているとすると、「仕事量を減らしてもらう」とか「仕事を頼まなれないようにする」とか変な解決策になってしまいます。

困っていることは、表層に出てきている問題で、表層の汚れだけを取り除いても、実は、汚れの原因は別のところにあったりすると、また再発する。

その原因を突き詰める質問を繰り返します。

実は、その原因を突き詰めていくと「自分が部下に仕事を振るのが苦手」「自分がやった方が早いと思い、仕事を溜め込んでしまう」「周りの人にも、自分がいっぱいいっぱいなのが伝わっておらず、仕事を振る側との間に心理的な相違がある」など見えてきて、そうであれば、どのようにすればそれが改善されるかということに向けたアクションプランを考える事が出来ます。

意外と自分の中では悩んでいても、相手はそんなこと思っていたんだと気づいていないことも多いです。相手に伝えることって重要ですよね。

コーチングの大事なことは、誘導をしないということです。

コーチが、結論を決めつけて、そこに誘導するような質問はしない。

常にフラットな状態でクライアントの方の真の気づきを与えることにフォーカスします。

上手いコーチングは、聞くことを8割くらいで2割質問。聞き上手こそ、うまいコーチングの秘訣かも知れません。

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